2007年9月20日木曜日

ブエノスで遭った強盗の眼差し

まずはこの写真をご覧ください。




泥臭く朽ちた民家、干からびた道、
良く見ると鳥がブラブラしていたり
暗い部分には人影が。。


まぁ、この写真自体には
別に何かあるわけではないのですが、
要は、場所が結構ヤバイ地域だったらしく、
こんなところの写真が撮られていることが有り得ないみたいな。


でもって、
案の定、この写真を撮って左を向いて5秒後には
ピストルを突きつけられていました。



そう、ここはアルゼンチンのブエノスアイレスでも有数の観光地、ボカの一角でした。
サッカーで有名なボカ・ジュニアーズの本拠地、
そして、アルゼンチンタンゴ発祥でおなじみ、カミニートなどのある場所。


ボカ・スタジアム(ボカ・ジュニアーズの本拠地)


カミニート


ボカ地区の多くの部分はスラム化しており、
ある警官曰く「俺はあんなところイカねぇ」って感じのところでしたが
聞くところによると、住民は生活を変えたがらないそうです。


逆に言えば、
アルゼンチンタンゴが生まれた時代のボカを伺い知ることができた。
などと前向きに捉えている今日この頃です。



あの強盗の強い眼差し。
今でも忘れられません。

犯罪行為、そして命を顧みない行為、
決して許せるものではないのですが、
彼らが辛い生活・歴史を背負ってきたにせよ、そうでないにせよ、

これがアルゼンチン、まさに現実。



そう。
凄みのある、圧倒的なダンサーにも
似たような強い眼差しを感じることがあります。

決して蔑んだ意味ではなくて。


身震いの来るアベジャネーダ橋


そうそう。
最後に一言。

私を筆頭とした
あまり調べもせずに「地球の歩き方」片手にブエノスへ行こうとしている皆様、
一区画の違いが命取りです。


知らない場所で乗り物から降りるのは自殺行為です!

168番のバス(コレクティーボ)


たとえば単にボカ行きだからといって、↑こんなバスに終点まで乗ってしまうとアウトです。地獄の一丁目行きでした。
おそらく現地出身の人じゃなくて外国出身の人に聞いた方が身のためです。


それから、タクシーは RADIO TAXIが目印だそうです。(だからといって確実ではないです)


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