2009年11月4日水曜日

タンゴの効果的な宣伝

タンゴでの宣伝活動というのは5つあると思います。

1)口コミ
2)告知
3)ビラ
4)掲示板・カレンダ
5)ダイレクトメール

みなさんは、どれが効果があると思いますか?採点ください。
私の個人的な意見では、以下のような感じです。


■1)口コミ ★★★★★

口コミによるマンツーマンの本音というのは、良い意見であれば効果絶大。もっとも効果的な宣伝。
ただ、それがあまりにも露骨に褒めすぎていたり、明らかにスタッフっぽかったりすると、逆効果。その場合、親しい人だったり口が達者な人だと、断 りきれず、その場で参加を取り付けられる場合もあるが、基本的に二度目は無い。
信頼される執筆者によるブログ記事や雑誌による、口コミも、やや効果的。Youtubeなんかでの動画公開はドンドン許容するのが良いと思う。
もちろん、あまり露骨に書く人はいないが、ブログなどに悪い意見が載ってしまうと大ダメージ。
本当に良いイベントをやってしまうのが一番。

■2)告知 ★☆☆☆☆

どこぞの先生や親衛隊の方がマイクを使ってアナウンスするのは、思ったほど効果が無い。
私の場合、聞いているフリをして拍手はするが、そんな宣伝は良いから早く踊りたい、と思っている。
口でゴニョゴニョと言われても、よほどのファンでもない限り、そんなに覚えられない。日時すら覚えてられない。
しかもアナウンスをした人は、以後宣伝マンのレッテルを貼られるので、話を聞いてもらいにくくなる。
キーワードだけをシンプルに言って、ビラに任せるのが良いと思う。

■3)ビラ ★★★★☆

口コミの次に効果的なのは「適度な」情報を載せたビラ、だと思う。
ここで「適度な」というのは、売り と 日時・場所・値段が分かる物。
コンパクトで文字は大きく且つ目立つデザインの方がベター。
設置場所とさえしっかりすれば、おそらく最も低コストで効果がある。
美しいビラや忘れたくない物は、家に帰って付箋紙代わりに壁にそのまま貼ってもらえる利点もある。
ただし、一度に20枚も30枚もビラが集まる大きなイベントでは、ゴミに様変わり。

■4)掲示板・カレンダ ★★☆☆☆

今はもうイベントが多すぎるので、はっきり言って見きれない。
しかも、ダンス関係だけでも、カレンダがたくさんある。
ミナミさん、あんへるさん、NPO、タンゴが好き!、mixi、海部さんの新聞、10タンゴ、
コンピュータ慣れしている一部の人には、使い分けも可能で、ビラよりも効果があるかも。

■5)ダイレクトメール ★★★☆☆

重要なのを忘れていた。
これは、本当にその人向けにカスタマイズされた場合、とても効果があると思う。
友人同士や過去の参加者などにメールで伝達するのは、うまく文を書けば効果的。その反面、ちゃんと書くととても高コスト。
全員にまとめて同じメールを送るのは、やめたほうがいい。二度とメールを見てもらえなくなる。

2009年10月6日火曜日

タンゴ人口を増やすってこと

自分はこんな感覚でタンゴ人口を増やそうとしてます。
みなさんはどんな感覚ですか?

整理しないと訳わかんなくなってるのでメモ代わりに。


◆目標

タンゴをメジャーにする

◆指針

フェーズA
タンゴを既に楽しんでいる人にもっと楽しくなってもらう

フェーズB
タンゴを知らない人にタンゴに興味を持ってもらう



※何故、フェーズAが先かと言うと、
新しく人が増えるだけで受け入れが出来ないと、
ザルになるからです。



◆フェーズA・アプローチ

ターゲット:タンゴを既に楽しんでいる人

1)ミロンガの不満足を減らし、満足を上げよう
2)音楽をもっと楽しもう 
3)仕方なくタンゴから離れてしまう人を減らそう
4)小さな活動を知ってもらおう


◆フェーズB・アプローチ

ターゲット:「タンゴを既に楽しんでいる人」になりそうな人

1)とりあえず実物を聞いて・見てもらおう 
2)意外と流行っていて身近にあることを認識してもらおう


◆人口試算

☆タンゴを既に楽しんでいる人とは・・・

→ タンゴを聞く人
= コンサートに行く人(~100万)
+ラジオ・テレビ・インターネットでタンゴを聞く人(~1000万)
+レコードを持っている人(~10万)

→ タンゴを見る人
= コンサート(デモ有)・ショーに行く人(~1万)
+テレビ・インターネットでダンスを見る人(~100万)
+ビデオを持っている人(~1千)

→ タンゴを踊る人
= レッスンに行く人(~1万5千)
+ミロンガに行く人(~1万)

→ タンゴを弾く人
= タンゴを弾ける楽器を弾く人(~10万)
+タンゴバンドに入っている人(~1百)

→ タンゴを歌う人
= タンゴの歌詞を知っている人(~1千)
+タンゴカラオケを持っている人(~1百)


★草の根的に、皆さんでやっていったら良いんじゃないかと思っているのが、
どんどんブログや映像をインターネットで公開していきましょう!
というところでしょうが、その前に、今のタンゴ場をより良い物にして行かないと・・・

2009年7月10日金曜日

【提案】 ミロンゲーロ・ミロンゲーラ選手権

ちょっとアジア大会とは嗜好を変えて、
こんなのはどうですか?

【制限時間】 15分
【参加方法】 カベセオなどを交えて、時間内を使って大いに楽しむ
【審査方法】 参加者が自分以外の同性・異性に投票、
        踊りそのものだけでなく、踊り相手のマナーやトーク内容なども加味する

そう、お気づきの通り、ただのミロンガですけど。
こういう道のプロもいていいと思ったりします。

誰かやってくれたら参加します。
ちなみに私はカベセオの成功率が未だにゼロです。

2009年7月2日木曜日

自動採譜 その2

★このメモもヘビーなので要注意。


今夜はふと思いつくところがあったので、
即席でPCM音源からFFT→逆FFTをしてみた。
何をやりたいかというとフィルタリング。


音長を計って、それが何分音符であるかを計るには
まずはピッチ測定をせねばならない。
(つまり、テンポを計るということです。)

テンポを計るためには、
低音のズンズンしている音を見るのがいいのではないか。
ということで、低音(たとえば500Hz以下)のフィルタリングをする。

ピッチに乗せて、
16分音符・8分音符・4分音符のオン・オフを探知しようというアイデア。


それから、
まず単一の音を拾うという観点で、フィルタは重要だ。
一番低いピークから、順に拾っていくという手続きになる。

そして、
倍音をカットするという観点でも、フィルタは重要だと思われる。
なぜなら基底音に対して、高周波の音が乗るのが通常であるので、
一番低周波の音から拾って、倍音をカットすれば良いという理屈になる。


参考になるかも・・・
VCF (Voltage Controlled Filter) ・・・Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/VCF

フィルタリング
 についてのさらにマニアックな解説
http://www009.upp.so-net.ne.jp/hachinami/note005/filtering.htm

2009年6月30日火曜日

自動採譜 その1



★今日は相当マニアックなので、以下読み進めるにあたってはアレルギー注意。

有給休暇だったというのに、
朝からmission impossibleにチャレンジ。

数年前から懸案であった
タンゴの自動採譜。

とは言っても
理屈ではだいたいやることはわかっているので、
プログラムを組むだけ。

久しぶりにフーリエ変換を使って、
まずはA(440.0Hz)の音を採譜できることを確認。

やはり想定どおり、基底音に対する倍音が乗る。
基底音以外の倍音スペクトルを削除する方法としては、
三線に関する琉球大の研究があったが、細かいところが分からんので役に立たない。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&ct=res&cd=3&url=http%3A%2F%2F133.13.40.79%2FSyllabus%2Fsub%2F3-ka.ppt&ei=S31ISsutLYzq6gPgwKUH&usg=AFQjCNHWnS2FNVNxehfmMuCaOtmKjfMQhA&sig2=ukTXaBPiook0dqnDgO-3GQ

現在、山城教授なる人物に問い合わせ中。

ピアノ・バンドネオンに関しては、比較的理論どおりの音階をマークしていれば、
あとは倍音を削除すれば良さそう。

想定どおりで厄介なのが、バイオリンや声だ。
微妙な半音階が普通に使われる。このへんはまず削除するのが無難かもしれない。
有識者 or 経験者求む。


とりあえず飽きたので、
また何年か先につづきをやろうと思う。

ついでに、個人でかかえているタンゴ・プロジェクトを整理してみた。
参加募る。
http://fantango.jp/bbs/viewforum.php?f=8&sid=09d449925af6e001759d0c99546a2b63

2009年6月17日水曜日

猫目線のタンゴ

本舗初公開。

猫目線のタンゴ。

2009年2月23日月曜日

動きのウナリ

日本タンゴ・アカデミーの懇親会にお邪魔しました。


ダンス関係者があまりいないグループですが、
それだけにタンゴに対して様々な見方があって興味深いことが多いのです。
「踊り」という存在は、ある意味とても尊重されていて、ある意味とても敬遠されているようです。

有名人がいすぎて、本来とても恐縮しておるべきところでもありました。
始めに乾杯をしようとしたテーブルには、小松勝・真知子夫妻+SAYACAさんという顔ぶれ。
となりのテーブルには、グロリア米山さんとお仲間のみなさん。



いくつか興味深いお話をしましたので備忘録です。


1.”スペイン語”の壁が大きい。

ある方とお話をしたときに、こんな話をしてみました。

そもそも日本語に訳すということの労力が大きく、
タンゴの歌を日本人が理解するということは大変大きな壁がある。

即興性を重んずるサロンダンスでは、本来”曲”を聴いて即興で踊るところですが、
日本では、やはりスペイン語の歌詞がそのまま解釈できずに、”演奏”だけを聴いて即興してしまいます。


2.タンゴはウナリだ。

上の話とミックスすると大変興味深いことになります。

ちなみにウナリというのは、多分小学校とかで習っているはずですが、
楽器の調弦をする時の音叉がウワンウワンとなるやつです。

”周波数”のとても近い音が重なるとウナリになります。
とてもピュアな音に乗った、音のウナリがダンスの動きの一つの表現に変わります。

たとえば個人的には、バイオリンや声が作り出すウナリや、ベースの不協和なウナリなんかはとてもダンスに大切だと思います。
サルガンのピアノが多少ずれていたのも、この効果を狙っていたのかどうか、定かではありませんが。


”リズム”のウナリもあります。理科の言葉を使うと、位相のウナリでしょうか。
じゃ・じゃ・じゃっと刻んでいるところに、半位相や1/4位相の裏拍が入り、そして、
その連続的でファジーな”ウナリ”が生まれています。

これも即興ダンスには欠かせない、動きの表現に変わります。

たとえば個人的には、やはり声の表現がこの要素が大きいと思います。

そして、この”声”の表現という物が、スペイン語の壁とも言えるわけですが、
”歌”の表現、なぜ歌手がここで溜めて、なぜここで弱くなるか、なぜここでウナッているのか、なぜここで眉間にしわを寄せているのか、などというニュアンスが分かると、もっとタンゴダンスは面白いのかなぁ、と勝手に思います。


3.古い録音がダンスに向いている


録音が古かったからダンスしやすかった、ということです。

裏返すと、
最近の澄んだ録音では踊りづらい。

私の個人的には、”サチッてる”音が心地よいのですが、これはまたそのうち、何が心地よいのか音を分析していきたいと思います。

BajofondoなどがStrah Violinを使っていたというエピソードは有名ですが、そこじゃないんですよねー

どなたか演奏をされる方で、古い(30年くらいの)録音を目指されている方をご存知ないでしょうかね?タンゴに限らず。