2015年1月31日土曜日

関西タンゴの週末~2015年1月

先週(2015年1月10日~12日)の週末、関西を訪れた。

今回のたびの目的は完全にタンゴがメインあとは観光。
まず10日、奈良のやまと郡山で行われる奈良タンゴ祭という音楽祭を皮切りに、神戸・芦屋のミロンガや大阪の中央公会堂で行われるカフェティンの7周年ミロンガにも出かけるプラン。

総じて言うならば、3日間、純粋にタンゴを楽しむ機会に恵まれ、現地のみなさんと交流できて新しい友達もでき、現地のおいしいもの・きれいなものを堪能できた、思い出に残る週末だった。

個人的に思うには、週末のタンゴフェスティバルと言うのは大きなリユニオンイベントだけでなく普段の現地の様子が感じられる、そこそこのバリエーションがあって、ハレもケも両方適度に色々味わえるものが良いと思う。こんな週末だったら、また来てみたいって思うかな。

それから、今後考えていきたいことなどもいくつかできたので、ここに整理しておこうと思う。

1 週末の主な行程(*今回のお話はこれ)
2 ダンサーから見た音楽祭
3 大きなダンスイベント
4 関東との違い



1 週末の主な行程


10日は3連休の始まりということもあってか、新幹線は満席、名古屋まで自由席に座れずに立っていく。


京都では金閣寺などを駆け足で見て、おばんざい食べ放題。京都での散策中トランクは駅で400円で預かってもらった。


3時間くらいの観光をして、近鉄の橿原神宮行きの急行に駆け込む。


やまと郡山の駅からトランクで急ぎ10分、郡山城のとなりのある大和郡山城ホールが会場。なかなか大きなホール。すでに1階席は満席、2階に座る。関西で踊る人はほとんどいないようだ。観客よりも出演者の方が知り合いが多いって感じのイベントとなったけど、逆にこういうタンゴに初めて接する人への反応を見るのは楽しみだ。

出演者の時間割について、1部・2部の始まりドゥオが入り、注目のコンフントでつないで、3組目はトリ。東京タンゴ祭と違って、各人が喋ることが許されていて、より各楽団に親しみをもてる構成だったと思う。


大喝采で終わった音楽祭。出演者のみなさんとお話してしばしのお別れ。これから2時間かけて神戸・三宮のミロンガへ大移動。ワイワイとしゃべりながらなのであっという間。


キタノサーカスに向かう前に生田神社の裏にある天竺園というところで餃子を食べる。普段ならミロンガ前に餃子は控えているんだけど、関西の女性陣はバクバクと食べている。


キタノサーカスはシュウエケ邸の前にあるお店で、喫茶のオーナーが切り盛りをしている。いつもならエルネストとリカがいるんだけど今回はホセルイスという一度見たら忘れないような風貌のダンサーがエルネストの代わり。チズコとマキシも遊びに来ていたし、東京ミロンガをやっていたアサノさんもいて懐かしかった。ここのミロンガは若干選曲が玄人向けだけど、個人的にはいつも満足できる。


最後はチャカレーラとロックンロールがかかって終わり。帰りは、現地の車で来ていた方にホテルまで送ってもらった。


11日は朝から神戸の中華街。


甲子園口でたこ焼きを焼いたりしているうちにあっという間に夕方。


この日は、大阪にあるCafetin de Buenos Airesというお店の7周年記念ミロンガで、なんと大阪市で一番大きな中央公会堂大ホールでのイベント開催。始まる前にカフェティンの近くのカフェで時間をつぶそうとすると、ゆかこさんをはじめ10人くらいのスタッフの人たちが会議をしていた。さすがに壮大な場所でのミロンガだけあって大掛かりだ。


実際に中央公会堂に出かけてみると、圧倒的な天井の高さ。これはゴージャスと言える。10数本の大きな柱の脇にはテーブルが一重に並ぶ。名古屋や福岡、関東や四国からも人が来ている。関西って日本の真ん中なんだな、と感じる。近隣の町からふらっと足を伸ばせる位置関係、そして人間関係。こういうのを大切に築いてきたんだろう。DJもニューヨークで鍛えられた人でなかなか良かった。
イベントの様子は、また第3話にて。


大きな感動で終わった中央公会堂のイベント、さらにアフターミロンガがあるので行こうと思ってたんだけど、みながご飯に行くというので食事に。ゆかりんや関西のみなさん、なぜかいわつなおこさんも加わって、タンゴ話にふけっているうちにもう帰る時間。そのまま梅田経由で三宮へ。


12日は時間があればロープウェイで六甲山にでも行ってみようと思ったけど、案の定断念。散策して神戸の古い教会で朝食を取る。宿でしばし時間をつぶした後、芦屋へ。


月一回開催されているジミーレストランには今までなかなか来れなかった。ジミーさん自らが前日のデモ中も考えて調理をしたという料理をいただく、食いすぎてもう動けなくなったんだけど2タンダじっとして踊ることにした。いつもレストランを楽しみにしているみなさんが集まって、ワイワイガヤガヤと踊りあって楽しんでいる。


ジミーさんの選曲は、いつも的を外さない。DJ誰々ということが大切ではなく、その会を楽しめることが大切で、主催者の役割だ。ここに来ると、それをいつも感じることができる。


あっという間の関西ツアーも終わり、それぞれ帰途につく。


次回は音楽祭などの考察などをば。